CVKプランニング CVK行政書士事務所 コラム

ホームコラム > 飼い主とペットの絆

コラム

ペットの絆は永遠に

ペットの絆は永遠に 愛する者への最後の贈り物

ペットは家族の一員として、私たちの生活に欠かせない存在です。
その愛する存在を喪うことは、深い悲しみと喪失感をもたらします。
そんなとき、私たちの心を救ってくれるのが、ペットの終活という考え方です。

ペットの終活 愛と記憶の継承

ペットの終活は、ペットが愛情に包まれた状態で最期を迎えられるように準備をすることです。
ペットが最期を迎える際の場所や方法の決定、適切な医療やケアの手配、その資金の確保をしておきます。
  • ペットの治療方針
    治療をどこまで望むのか?治療費はどこまで出すのか?
  • 手術の適応年齢
    何歳までは手術を望むのか?穏やかに過ごさせるのか?
  • 終末期の過ごし方
    延命治療を望むのか?痛みの軽減・強制給餌・酸素室等の希望
  • 亡くなった後の墓地や遺骨の扱いについて
    家族と一緒に入れる墓・ペット霊園・自宅の庭など
あらかじめペットの終末について決めておくことで、その時が来た場合も対応しやすくなります。
決めていたからといって、心の痛みが無くなるわけではありませんが『あの時こうしておけばよかった』と後悔することが少しでも軽減されるかも知れません。

傍にいて看取れることの幸せ

ペットとの絆は家族同様に深く、愛おしい存在です。
愛するペットと最期の時を過ごすというのは、飼い主さんにとって避けられない現実です。
ペットの終活は、ペットとの別れを迎える準備というだけでなく、ペットが愛情に包まれた状態で最期を迎え、ペットが私たちの心に永遠に残るようにするためのプロセスです。

ペットが旅立つ際に、飼い主様が傍にいて手厚く見守れるのは喜ばしいことです。
「今までありがとう、君と過ごせた時間は幸せだったよ」と実際にペットに伝えることができるのは、とても幸せで特別なことなのです。
色々な事情で、ペットの最期に傍にいることが叶わなかった飼い主様も多くいらっしゃいます。
なぜ傍にいることができなかったのだろう、と悔やまれているかも知れませんが、飼い主様の愛情はきっとペットに届いていたはず。
どうかそれだけは信じてほしい、と強く願っています。

飼い主様とペットの絆は、生きる上での礎になる

健康だった頃の活発な姿を動画で残したり、最高の笑顔を写真に収めたりと、ペットとの時間を形に残すと、亡くなった後も癒やされます。
ペットが好きだった場所を訪れるのには時間が必要かもしれませんが、前に進む勇気を持てるようになった際には、彼らが愛した場所で想い出を新たにすることができるでしょう。
その場所ペットの想い出を称え、新たな章を刻み込むことで、心の癒しと成長を見いだすことができます。
また、ペットの遺髪や足形を残すのも追憶の品となり、大切な存在だったことを実感できるはずです。
ペットが天国に旅立った後は、心の整理をしっかりすることが大切です。

ペットはかけがえのない存在ですが、いつかは必ず旅立つ時が来ます。
最期の時を一緒に過ごし、ペットの想い出を大切にすることで、飼い主さんは癒やされます。
ペットの温もりも、声も、しぐさも、笑顔も、すねた顔も、元気すぎるいたずらでさえも、全て想い出として心にあるはずです。
ペットがくれた愛情や優しさを大切にしてください。
飼い主様とペットの絆は生きる上での礎になるでしょう。

ペットが旅立ち、こんなに辛い思いをするのならペットと暮らさなければよかった、とは決して思わないでください。
哀しみにくれることを、ペットは一番望んでいないはずです。
時間がかかっても大丈夫、想い出を胸に一歩でも前に進んでいってください。