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ペットの年間支出費用ってどれくらい?

これから「犬や猫と暮らしたい」と考えている方は、実際にどのくらいの費用がかかるかご存じでしょうか?
ペットと暮らすことは、「命を預かる」ということ。そのため、ある程度の費用がかかることは理解されたうえで、家族として迎えたいと考えている方が多いと思います。
「平均額は分かるけれど、実際に一般家庭でどのくらいかかるのか知りたい」という質問を何度かいただいたことがあります。
そこで今回は、ペットの平均年間支出費用と合わせて我が家の愛犬たちにかかる年間の支出についてお話ししたいと思います。

ペットの平均年間支出費用

まずはペットの平均年間収支費用から。
犬・猫それぞれについて1年間にかける費用は、犬が357,353円(前年比103.4%)、猫が160,766円(前年比95.0%)となっています。 【アニコム損害保険株式会社・アニコム損保のペット保険「どうぶつ健保」の契約者】

主な支出項目として、以下のような費用が挙げられます。
ケガや病気の治療費→犬・67,367円、猫・31,138円
フード・おやつ→犬・66,066円、猫・49,103円となっています。
この結果から分かるのは、治療費によって年間の支出額が大きく変動する可能性があるということです。
まだ若く、健康なうちは治療費の負担は少ないかもしれません。しかし、年齢を重ねるにつれて病気のリスクが高まり、治療費が増加する可能性があります。
さらに、高齢になると認知症や身体機能の衰えにより、介護用品の購入や介護サービスの利用が必要になることも考えられます。
そのため、現在の治療費だけでなく、将来的にどの程度の費用がかかるのか、ペット保険でどこまでカバーできるのかを事前に想定し、備えておくことが重要です。

昨年より増加した費用


昨年から増加した費用の中で、犬・猫ともに特に影響が大きかったのは「飼育に伴う追加の光熱費」です。
猛暑によるエアコン使用時間の増加、光熱費の値上げが主な要因と考えられます。
また、「防災費用」も増加傾向にあり、防災意識の高まりがうかがえます。
万が一の際に愛犬・愛猫と同行避難ができるよう、防災グッズを準備しておくことが大切ではないでしょうか。
さらに、犬に関しては「ドッグランなどの遊び場」「交通費」なども増加しています。
コロナ禍が明け、愛犬との旅行を楽しむ飼い主が増えたことが要因の一つと考えられます。

アニコム損害保険株式会社から引用 アニコム損害保険株式会社
アニコム損害保険株式会社・2022最新版 ペットにかける年間支出調査


我が家の愛犬たちにかかる年間の支出

我が家には現在(2025年2月26日)、ミニチュア・ピンシャーが2頭います。
13歳と12歳(保護犬のため推定年齢)なのでシニア世代となり、突然の病気なども経験しました。
年間の支出内訳
医療費(治療費・療法食) → 1頭あたり 438,515円(合計 877,030円)
衛生費・おやつ等 → 1頭あたり 129,737円(合計 259,474円)
合計 → 1頭あたり 568,252円(合計 1,136,504円)
一般的に、犬の平均年間支出額は 357,353円 ですが、シニア犬のためやや高めの費用となっています。
ただ、シニア犬としては平均的な金額かもしれません。
なお、アニコム損害保険株式会社 の調査とは異なり、この試算には 交通費や飼育に伴う光熱費の増加分 などは含まれていません。
そのため、実際の負担額はもう少し高くなる可能性があります。

これからペットを家族に迎えたいとお考えの方は、現在の生活費に加えて これらの費用が必要になる ことを十分に考慮したうえで、ペットとの生活をスタートされることをおすすめします。
「ペットの費用の計算ってどうすればいいの?」 と思われた方は、ぜひペットのライフプランをご利用ください。
お一人お一人に合わせた ペットライフプラン をご提案し、ご用意いたします。